糖尿病、高血圧、高脂血症などは、生活習慣病の代表選手です。コープおおさか病院では様々な職種が協力しあって、患者さまの闘病への援助をすすめています。糖尿病コントロール入院を実施、患者会の活動も強めています。
6人に1人が糖尿病、50代では4人に1人が糖尿病またはその疑いがあると言われています。しかし、病気の早い段階では自覚症状がなく、半分以上の人が治療を受けていないとも言われています。糖尿病は、症状のないうちにジワジワと全身の血管が痛んでしまい血管の合併症を起こします。今でも足を切断する方、失明する方、人工透析が必要になる方は意外と多いです。この合併症がないうちから血糖をよくしておく必要があります。
糖尿病にならないためには、食事や運動がとても大切です。そして、糖尿病になってしまった方も毎日の生活を振り返り食事や運動療法が中心となります。
当院では、糖尿病の診察を専門に行う外来や糖尿病のための教育入院を行っています。興味を持たれた方は当院スタッフまでお気軽に声をかけて下さい。
糖尿病のことをよく知らないことで、放置される方も多いようです。そのため、知識の習得や治療の基本である食事療法・運動療法・薬物療法を体験しながら理解を深めることを目的としています。
入院期間は9日間、糖尿病教育入院の患者様は4名での集団指導になります。入院中により多くのことを学び得て頂くために、多くの医療スタッフが患者様をサポートしますが、意義のある教育入院にするためには、受けられる患者様の協力も重要になります。
仕事で不規則な生活のため血糖コントロールが難しい方でも、最良な方法を一緒に考えていきます。「講義と検査が多く、忙しい入院だけど受けてよかった。」と受講された方の感想も頂いています。
入院中に自分の病気について知り、これからの健康な体づくりに必要なことを一緒に勉強していきましょう。
※都合により講義内容が変更することがあります
「ビスタリ」とはネパール語で、「ゆっくり、確実に」という意味だそうです。
慢性病である糖尿病に対して受身的ではなく、主体的にかかわっていけるようにとみんなで決めた名称です。
糖尿病についての学習や交流会など是非参加して下さい。
副院長
日本内科学会認定総合内科専門医
日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医
身体障害者福祉法 第15条指定医
日本内科学会認定総合内科専門医